DINER ( Web Magazine )

September 2017

紙モノ好きを魅了する小さなこだわり。SUNNY CLOUDY RAINYのラッピングに込めた想い

category / Interview
( 2015/12/14 )

SUNNY CLOUDY RAINYの素敵なフードプロダクト(前半)- ラッピングデザインの秘密

2015年春、蔵前にオープンしたセレクトショップ、SUNNY CLOUDY RAINY。洋服、アクセサリー、日用雑貨を中心に、オーナーの秋山香奈子さんが心惹かれるアイテムをそろえています。そのお店の一角に置いてあるのが、ハチミツ、ジャム、塩といったオリジナルのフードプロダクト。ふらりと買い物に立ち寄った私たちでしたが、「ちょっと、ほかには無い」というその素敵さに夢中になってしまい、「どうしてそんなに素敵なの?」と、聞いてみることにしました。前半/後半の2回に分けてお届けします。

紙モノ好きを魅了する小さなこだわり。SUNNY CLOUDY RAINYのラッピングに込めた想い

紙や箱の「捨てられないコレクション」

―お店にお伺いするのは2回目になります。以前訪れたときにジャムを発見して購入したのですが、商品はもちろん、そのときに包んでもらったラッピングまでとても素敵でうれしくなってしまって。お店、商品、そして包装といったサービスまで、トータルで素敵な理由を知りたいと思っています。唐突ですが、秋山さんのデザイン面での背景を教えてもらってもいいですか?

紙モノ好きを魅了する小さなこだわり。SUNNY CLOUDY RAINYのラッピングに込めた想い

大学ではシルクスクリーンを専攻していたのもあり、紙や印刷物を見たり触ったりするのがすごく好きで。卒業してからは、仙台にある印刷広告会社で1年ほどパッケージデザインのアシスタントをしていました。その後、もともと洋服が好きだったので、アパレルに転職して。紙袋をつくる工場を持っているような会社だったので、ますます紙や印刷に関して興味が深まっていきました。昔からきれいな色の紙やリボン、箱が捨てられない性分だったんです。捨てられないコレクションが、クローゼットの半分くらい(笑)。

紙モノ好きを魅了する小さなこだわり。SUNNY CLOUDY RAINYのラッピングに込めた想い

―今も、ご自身でデザインされることはあるのですか?

簡単なことであれば自分でやってしまいますが、お店は自分だけで作りたくなくて。いろいろな人の、いろいろな要素を加えて形にしたいと思いました。ロゴはパピエラボさん、内装はスペシャルソースさん。ラッピングペーパーは自分でもできるかなと思って作ってみました。

紙モノ好きを魅了する小さなこだわり。SUNNY CLOUDY RAINYのラッピングに込めた想い

サニー、クラウディー、レイニー柄の包装紙

―実店舗は初めてということですが、ラッピング技術は独学ですか?

はい。ラッピング用の薄紙は、サニー、クラウディー、レイニーの柄を組み合わせて作っています。紙を取る場所によって表情が変わるのも面白いところ。「晴れの日に飲みたい紅茶」という設定をしている商品があるのですが、それはサニーの部分が見えるように包装したりして。そういう小さなことなのですが、後で気づいたときに喜んでもらえたらいいなって。普段から、贈り物をしたり、されたりという機会が多いので、自然と誰かに喜んでもらえる「ちょっとしたことにこだわれたらいいなと思うようになりました。半分くらい自己満足なところもあると思うんですけど(笑)。

紙モノ好きを魅了する小さなこだわり。SUNNY CLOUDY RAINYのラッピングに込めた想い

―ロゴをパピエラボさん、内装をスペシャルソースさんにお願いした理由は?

私が選ぶものは、どうしても女性目線でかわいいものになりがちなので、ロゴは男性目線で作ってもらいたいと思っていました。自分の結婚式で招待状を作ってもらった経緯もあり、パピエラボさんだったら、間違いないと思いお願いしました。スペシャルソースさんは、いつかお店をやるんだったらこの人たちに、とずっと憧れていた方々です。私はGASA*という洋服のブランドが大好きで、今は移転しているのですが恵比寿のお店を手掛けられていたのを見ていて。こちらの希望をお伝えしなくても「全部任せられる!」という絶対的な信頼感があったので、コンセプトだけお伝えして全部お任せしました。

紙モノ好きを魅了する小さなこだわり。SUNNY CLOUDY RAINYのラッピングに込めた想い

―リクエスト無しで、想像通りの状態に?

はい。もちろん、テーブルがいくつほしいとか、店は一人でやるのでディスプレイを動かしたり変えたりするのを容易にしてほしいという機能面のリクエストはお伝えしました。スペシャルソースさんは、鉄や木を使って「今のものだけど、昔からあったような趣」で作るのがすごく上手。例えば窓枠は、このビルが古いのでそのまま使ったと思う方も多いのですが、新しく作ってくださったもの。もうここに住めるくらい、大好きな場所になりました。

紙モノ好きを魅了する小さなこだわり。SUNNY CLOUDY RAINYのラッピングに込めた想い

≪後半に続く≫

SUNNY CLOUDY RAINY

東京都台東区蔵前4-20-8 東京貴金属会館2階
営業日  不定休
営業時間 12:00〜18:00

公式サイト
http://sunnycloudyrainy.com

( about DINER )

「どこで、だれと、なにを食べようか?」

DINERは「食事の時間」をテーマにしたウェブマガジンです。2014年春、Food & Design Postというニュースサイトとしてスタート。2016年春のリニューアルを経て、現在は東京の飲食店取材を中心に活動しています。2017年春には、ノンアルコール飲料ブランド「SHE LAUGHS」も始めました。