DINER ( Web Magazine )

September 2017

自由が丘ベイクショップの1日を体感できるレシピ集。
書籍『a day in the BAKESHOP』が発売

category / Books
( 2015/10/30 )

a day in the BAKESHOP

本日は、勝手に「パンの月」と定めた神無月のうしろ姿を見送りながら、自由が丘ベイクショップによる書籍『a day in the BAKESHOP』を紹介します。自由が丘ベイクショップは、2009年に浅本充さんがオープンしたベーカリー&カフェ。現在も自由が丘の街をリードし続けている人気店の一つですが、本書は、そんなお店の1日を体感できるように編集されたレシピ集です。

a day in the BAKESHOP

表紙を開くと、数枚のイメージカットと浅本さんのメッセージが1ページ。オープン前の2008年に、ニューヨークで見つけた “近所で、美味しくて、朝からやっている気前のいいベーカリー” の話と、帰国後に “ぼくの思い出のような空間” として立ち上げた自由が丘ベイクショップの始まりに触れています。そして、この本を読むことで “ベイクショップにいるような一日を過ごしてみてほしい” との願いも。

a day in the BAKESHOP

レシピの合間には、Tumbler & FLOWERSの渡来さんが毎週テーブルフラワーを活けにくることや、あえて日本語を入れない商品POPのことなど、小さなコラムが随所に挟み込まれています。そんなつながりやこだわりが一つずつ積み重なって、浅本さんが描いていた “ぼくの思い出のような空間” のイメージが、自由が丘に構える店として立体的にアウトプットされたのだと感じとると、とても興味深いです。

a day in the BAKESHOP

決してノウハウではなく、自分が好きなものをストレートに見つめる視点と、浅本さんからつながる自然なコミュニティを描いた文章なのですが、その中に「店って、こういうことなのかな」と参考になるストーリーが垣間見えます。店づくりをしている人やクリエイターにとっても、まさに「ベイクショップにいるような一日」を感じられる一冊です。

もちろん、レシピがメインなので、その数も豊富でトライしたくなるものばかり。朝から夜までの時間帯別に、エッグベネディクトやチェリーパイ、多彩なペストリーやプレート料理が紹介されています。読後の今、ベイクショップにも、そしてニューヨークにも行きたくなってしまいました。ベイクショップの一日は、浅本さんの人生がたっぷり詰まった一日。ぜひ、お手に取ってみてはいかがでしょうか。


『a day in the BAKESHOP』
出版社 グラフィック社
著者  自由が丘ベイクショップ

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( about DINER )

「どこで、だれと、なにを食べようか?」

DINERは「食事の時間」をテーマにしたウェブマガジンです。2014年春、Food & Design Postというニュースサイトとしてスタート。2016年春のリニューアルを経て、現在は東京の飲食店取材を中心に活動しています。2017年春には、ノンアルコール飲料ブランド「SHE LAUGHS」も始めました。