DINER ( Web Magazine )

September 2017

くるくるのポテトと香り高いジンジャーエール
ブルックリンリボンフライ(BROOKLYN RIBBON FRIES)

category / Shops
( 2015/04/14 )

GOOD! SHOPS GUIDE

らせん状にカットしたフライドポテトと、手作りのジンジャーエール。駒沢大学駅にファクトリー&カフェを構えるこの専門店は、ブルックリンに暮らすシェフ、Kiyo Shinokiさんが2014年11月にオープンしたお店です。フライデーナイトにお腹を空かせてお邪魔しました。

「GOOD! SHOPS GUIDE」は、その名の通り「いいお店」を紹介する連載です。私たちが紹介したい「いいお店」とは、店主に「想い」のあるお店。そして、デザインという手法を使って、その想いをお客様に届けているお店です。記念すべき第1回目は、駒沢大学駅から徒歩数分に位置する「BROOKLYN RIBBON FRIES」を訪ねました。

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

年代を感じさせる木材、無骨なスチール、清潔感のあるタイルの組み合わせが、とてもいい気分の店内。内装はオーナーシェフ、Kiyoさんのパートナーでもあるデザイナー、SACHIKO KAMIYAさんによるもので、家具や備品はアメリカ東海岸のビンテージアイテムが中心です。

PRのきみさんにオープン時の様子を教えてもらったところ、「働くスタッフ、来店してくださるお客さんの喜ぶ顔を思い浮かべ、真心を込めて、ひとつひとつ丁寧にお店を創っていく作業はとても楽しかった」とのこと。

「お店が完成し、スタッフたちにお披露目したときの喜ぶ顔が今でも忘れらないとデザイナーのSACHIKOはいつも言っています。そして、オープン初日、来店してくださったお客さんの笑顔を見たとき、お店ができた!と感動したのを覚えています」

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

お店に入ると目に入るのが、ショーケースにディスプレイされたジンジャーシロップの瓶。その奥には、これらのジンジャーシロップを作るファクトリーがガラス越しに続いています。このファクトリーで、Kiyoさんが世界中を旅して生み出したというオリジナルのジンジャーシロップが作られているのです。

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

ジンジャーシロップのラベルデザインも、SACHIKOさんによるもの。シロップに付いてくるレシピブックは、SACHIKOさんのディレクションのもとニューヨーク在中のフォトグラファーKohey Kannoさんが撮影しています。

レシピブックは「ジンジャエール専用と思われがちだったジンジャーシロップですが、ドリンクはもちろん、デザートや食事まで合わせるものによって無限に広がるシロップの面白さを表現するために」と、制作されたそうです。

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

生ショウガと数種類のスパイスをブレンドしたシロップは、炭酸で割るとガツンとパンチの効いたジンジャエールに。チャイのように香り高く、ドライなアルコールのように力強いのどこしのジンジャエールは、来店したら必ず味わいたい一杯です。

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

ジンジャーシロップは、熊本産の生姜で作られていますが、お店の一角にはどっさり盛られた生姜の箱が置いてあります。その隣にはリボンフライ用のじゃがいもも、山盛りに。

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)
BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

これらはお店のメニューでも毎日使われている、サンシャイングロウンの野菜たち。そのほかBROOKLYN RIBBON FRIESが一番大切にしている「ローカリズムを育む、誇り高きクラフトマンシップ」に共鳴しあった仲間たちの商品が並び、購入できるようになっています。

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

「すべて心の底からおすすめなので、選ぶのは難しいですが……」とのことですが、おすすめをきみさんに伺ってみました。

「杉山農場が作る玄米はとてもスペシャルなプロダクトです。愛知県安城市で栽培される玄米は”家族のためにお米を作る”をポリシーに、農薬や肥料を最大限に減らして、野菜作りをした大地がくれる栄養分を生かし大切に生産されています」

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

野菜や玄米のほか、HAPPY NUTS DAYのピーナッツバター、LAPAZのピーカンナッツ、北出食堂のハーブティー、mamaluliのグラノーラ、iFNI Roasting & Co.のコーヒー豆などが紹介されています。

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

さてさて、お待たせしました! 「ご来店は初めてですか?」と丁寧にメニューを教えてもらいながら、オニオングラタンスープ味のリボンフライSサイズ、ブルックリンシーザーサラダ、ニューヨークミートボールを注文。2大メニューはもちろんのこと、空腹のフライデーナイトにも満足のがっつりメニューがうれしいところ。

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

リボンフライは、専用のマシンを使ってその場でくるくるとカット。揚げたてのポテトがお皿いっぱいに出てきました。ポテトチップスのように次々と手を伸ばしてしまう手軽さと、しっかりとしたポテトの味わいのバランスが絶妙で、とってもおいしい。

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

ちょうど50年前の1964 年に東京オリンピックのメイン会場の一つとして誕生した駒沢公園。ローカリズムを大切にする彼らが駒沢の地を選んだ理由は、「渋谷や原宿のようにお店が たくさんある地域ではないものの、人が暮らし、子育てをして、家庭を築き、人々が実際に”生きている”この地域に面白さを感じたから」とのこと。

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

「地域で暮らす人々に愛される新たなコミュニティースペースを目指し、青空の広がる駒沢公園への散歩やピクニックへ行く際に、ぜひともご利用頂きたいと思っています」

活気あふれる店内に、ちょっとだけ遠くに旅したような、不思議な思い出と満足感を胸にお店を後にしました。

BROOKLYN RIBBON FRIES (ブルックリンリボンフライ)

Kiyo ShinokiKiyo Shinoki ニューヨークのマンハッタン・ノーホーにある紹介制レストラン「Bohemian New York」のエグゼクティブシェフ兼ディレクター。2012年10月、東京・表参道の「246COMMON」にBROOKLYN RIBBON FRIESの前身となる店舗をオープン。駒沢のフラッグシップショップのほか、現在は「commune246」として生まれ変わった場所にもモバイルキッチンをオープン。
Sachiko KamiyaSachiko Kamiya アートディレクター/インテリアデザイナー。1981年生まれ。Parsons The New School for Designインテリアデザインを学んだ後、ニューヨークの設計事務所に勤務。その後、独立し、2009年にMonroe Garden Inc.を設立する。アンティークやビンテージを多用したスタイルを得意とし、インテリアのみならずグラフィックデザイン、アートディレクションなど幅広く手掛ける。

名前

BROOKLYN RIBBON FRIES “KOMAZAWA”
場所   東京都目黒区東が丘2-14-11
営業時間 11:00~22:30 ※金・土は11:00~24:00
定休日  月曜 ※祝日の場合は翌日

公式サイト
http://brooklynribbonfries.com

( about DINER )

「どこで、だれと、なにを食べようか?」

DINERは「食事の時間」をテーマにしたウェブマガジンです。2014年春、Food & Design Postというニュースサイトとしてスタート。2016年春のリニューアルを経て、現在は東京の飲食店取材を中心に活動しています。2017年春には、ノンアルコール飲料ブランド「SHE LAUGHS」も始めました。