DINER ( Web Magazine )

December 2017

City Boy Curryが名前あらため店舗オープン!
欧風カレーとコーヒーの店、下北沢YOUNG

category / Shops
( 2015/11/26 )

GOOD! SHOPS GUIDE

下北沢駅の西口から、徒歩数分。今や恒例のフェスティバルまで開催されるカレーの街に、新しい欧風カレーの店がオープンしました。その名は、YOUNG。店名は若いのに、なぜか「おじいちゃん」という愛すべきニックネームを持つオーナー、梶原英徳さんが開いたお店です。5年ほど前から始めたというケータリングから、友人と西荻窪に開いたカフェ、そしてマーケットでの出店などを経ての独立に、「ついに!」という期待高まるカレーショップ。この日をずっと、待っていたのです。

下北沢のカレーショップ、YOUNG

下北沢のカレーショップ、YOUNG

例年より暖かい日が続いた東京にも、いよいよ冷たい北風がピュウとやってきた2015年の11月末。年の瀬を静かに待つ住宅街の一角に、できたてホットなYOUNGの看板を見つけました。ガラス扉を開けると、木の温もりがあふれる空間が。そんな明るい雰囲気に、気持ちの温度がちょっと上がった編集部をオーナーの梶原さんが「いらっしゃい」と迎えてくれました。

下北沢のカレーショップ、YOUNG

店内には、数席のカウンターと、テーブル席。一番奥のテーブルに座ると、さわやかなグリーンで塗装された壁を背景に、さりげなく活けてある季節の花が目に入ります。柔らかな色使いの中で、クッションやランプシェードのレッドがアクセントに。カレーを食べることが、少しだけ「特別なこと」に変わりそうな予感のする場所です。

下北沢のカレーショップ、YOUNG

「目指したのは、雰囲気の良い老舗の喫茶店」と、梶原さん。「ただし、古い感じを最初から作るのではなくて、20年、30年と営業してから老舗の味がきちんと出るようなお店にしたくて。お店と一緒に成長していきたいと思っています」

下北沢のカレーショップ、YOUNG

そんな希望に内装とプロダクトデザインの面から応えたのは、スタジオドーナツ。ランドスケーププロダクツから独立した、鈴木恵太さんと北畑裕未さんの夫婦によるユニットです。フラワーコーディネートは、フローリストのChi-koさん。ちなみにこの日はまだオープン前だったのですが、YOUNGの隣にはForagerというChi-koさんの花屋さんが開店します。

下北沢のカレーショップ、YOUNG

お店のロゴやメニューなどのグラフィックは、オーナー梶原さんの奥様、北原可菜さん。デザインオフィスのCapを経て、現在フリーランスで活躍しているデザイナーです。実は、私たちがこのお店を知ったのも、マーケット出店の告知に使われていた彼女のイラストに一目でやられてしまったから。北原さんのつながりで多数のクリエイターも参加していて、竹内俊太郎さんと河合浩さんの絵画が飾られているなど「知り合いが集まって作ってくれた」というお店には、どことなく遊び心が詰まっています。

下北沢のカレーショップ、YOUNG

さて、本日のメニューはどうしましょうか。カレーはビーフ、チキン、ポークから選べるほか、ドライカレーとの二種盛コンボプレートもあります。今回は一番人気の二種盛りコンボと、塊肉が個性を放つビーフカレーを選びました。

下北沢のカレーショップ、YOUNG

下北沢のカレーショップ、YOUNG

赤と黄色の鮮やかな波佐見焼のプレートで運ばれてきたのは、こんもりライスと深みのある色合いのルー。まあるいスプーンで大きく一口いただきます。「スパイスが効いたカレーが得意ではなかったので、自分が食べたい欧風カレーを目指しました」というカレーはすべて独学。少しフルーティな風味が食欲を刺激して、一皿ペロリと平らげてしまいました。その余韻とともに記憶に刻まれたのは、カレーの上にのっていたウズラの卵。お酒に漬け込んだこの卵がまた、かなりおいしい。小さいくせに(愛)。

下北沢のカレーショップ、YOUNG

下北沢のカレーショップ、YOUNG

食後はセットのコーヒーを。実は「カレーとコーヒーのお店」ということで、食後のコーヒーもしっかりと楽しめるYOUNG。川越にある自家焙煎珈琲店のTangoから「彼らの生き方が好きで」という理由で仕入れたコーヒーを、渡邉由紀さんのコーヒーカップでいただきます。心も体もしっかり温まったところで、「また、絶対来ます」とお店を後にしました。ガラスの扉に鈴はついていませんでしたが、心の中でカランカランと、老舗喫茶店のドアを開けたときの軽やかな音が鳴ったような気がしました。

梶原英徳梶原英徳 YOUNGオーナー。独学でカレー作りを学び、西荻窪の喫茶ワンデルングに参加。「City Boy Curry」という名義で、ケータリングやマーケットの出店を経て、2015年11月、下北沢にカレーとコーヒーの店、YOUNGをオープン。

young

YOUNG
場所    東京都世田谷区代田5-1-16
      (下北沢駅西口より徒歩5分)
営業時間  12:00~15:00
      18:00~21:00(20:30L.O)
定休日   火曜
公式サイト http://curry-young.tumblr.com/

( about DINER )

「どこで、だれと、なにを食べようか?」

DINERは「食事の時間」をテーマにしたウェブマガジンです。2014年春、Food & Design Postというニュースサイトとしてスタート。2016年春のリニューアルを経て、現在は東京の飲食店取材を中心に活動しています。2017年春には、ノンアルコール飲料ブランド「SHE LAUGHS」も始めました。